車のエンジンのハンチングって何?原因や対策を解説

エンジンのハンチングってどういう現象?

車のエンジンをかけた時やアイドリングしている時、エンジンの音がいつもより急に大きくなる、急に小さくなるという現象が起る事があります。
この時タコメーター付きの車ならタコメーターを確認するとエンジン回転数が勝手に上下していることがわかるのです。

これはエンジンのハンチングという現象で、エンジン本体、若しくはエンジン周囲の補記類が不具合を起こしているため、エンジン音、メーター等に異常が見られるという状態になります。
なぜこのようなエンジンのハンチングが起るのでしょうか。

エンジンのハンチング原因は様々・・対処も異なります

エンジンのハンチング原因は様々で、その理由によって対処方法も異なってきますので、整備工場等でプロに症状を診断してもらい異常がある場合には対処してもらいます。
Idol Speed Control「ISC」と呼ばれる場所は、アイドリングと管理する場所です。
車の外から空気が取り込まれると、エアクリーナーからISCに送り込まれ、その後スロットル ボディ、さらにエンジンへと入ります。

カーボンなどのよごれがISCに付着すると動作が鈍くなりアイドリングが不安定になってエンジンの音がおかしくなります。
この場合、ISCを分解してから洗浄、乾燥させることで対応できますので、素人でもできる事ですが、分解して元に戻すことが出来ないという人もいますので、やはり修理のプロにお任せする方が安心です。

ISCからスロットル ボディに空気が送り込まれますが、この箇所もカーボン等でよごれアイドリングの不安定を起こすことがあります。
アクセルと連動しスロットル ボディバルブが開閉しエンジン回転数が変わるのです。

バルブ周辺が汚れているとバルブの閉まりが不完全でアクセルが閉じているのに空気がエンジンに送り込まれアイドリング上体をたもてなくなるのです。
車の種類によって異なりますが、一般的に直径5cm程度の円筒状となっているスロットル ボディの手前にダクとホースがあるのでそれを外しバルブ内を確認します。

よごれがそれほど多くなければバルブ洗浄ですみますが、汚れがかなりひどい場合、ISCも取外し洗浄しなければなりません。
バルブの先はエンジンなのでボルトなどを外して落としてしまうと大きな故障になります。
やはりプロにお任せする方がいいでしょう。