いざという時のためにウィンドウォッシャーをメンテナンスしよう

ウォッシャー液の種類の違い

一口にウォッシャー液と言ってもいくつかの種類があって、それぞれの機能も異なります。
基本となるものは洗浄効果をもたせた液剤で、マイナス5度程度なら凍らずに使えるのが特徴です。
オールシーズンタイプだと、マイナス30度程度まで下がっても凍結しないので、冬に入れ替えると良いでしょう。

解氷機能を持たせたウォッシャー液もあります。
これはオールシーズンタイプと同じように凍結温度がかなり低く設定されていて、噴射すると窓についた氷を解かすことができます。
もう一つの便利な種類は、撥水タイプです。
ガラスに軽いコーティング作用を与えてくれるので、使い続けることで表面に汚れが付きにくくなります。

また、雨が当たっても撥水してくれるので、すぐに水が切れて視界を確保しやすくなります。
油膜を取ってくれるタイプのウォッシャー液も販売されています。

ウォッシャー液を補充する方法とは?

ウォッシャー液のタンクはエンジンルームにあります。
そのため、まずボンネットを開いて、噴水のようなマークが付いているウォッシャータンクを探します。
このタンクはプラスチック製で、上にフタが付いています。
これを外して、中に新しいウォッシャー液を入れれば完了です。
タンクの側面に、目盛りが付いていて「FULL」とか「MAX」という表示があるはずですので、その目盛りを超えないようにします。

ウォッシャー液を補充する時に注意しておきたいポイントとは?

ウォッシャー液は、違う種類のものを混ぜないようにしましょう。
特に、洗浄剤などの機能性の製品の場合、異なるものを混ぜると何らかの化学反応が起こることがあります。
そのせいで固形分が生じてしまったり、タンクにダメージを与えてしまったりすることがないようにします。
そのために、今まで使っていたものが何か覚えていないとか、違う製品を入れるという時は、まず使い切ってウォッシャータンクを空にしてから新しいものを入れます。

もう一つの注意点は、希釈の割合です。
製品によっては、原液で使うのではなく水で薄めて使う必要があることもあります。
また、希釈するタイプのものでも、平均的な外気温などによって希釈割合を変えることもあります。

まずは製品の説明書を見て、適切な希釈割合を確認しましょう。
その後、しっかりと量って正しい割合で薄めてから入れるようにします。

ウォッシャー液が出ない時にすること

まず、出ない原因を確かめましょう。
単純にウォッシャー液がないだけかもしれません。

タンクに液が入っているのであれば、ホースが外れていたり穴が開いていたりすることがあります。
もしくは、ポンプが故障していることも考えられますし、寒い日であれば液が凍っていることもあります。
機器の交換が必要な場合は修理工場に持って行き、適切な整備をお願いしましょう。