ドライブを楽しく快適に!車酔いの原因と予防・対策法

車酔いはなぜ起こるの?

楽しみにしていたドライブ旅行が、車酔いによって台無しにしてしまったり、運転に影響するなど安全面でも問題が発生してしまいます。
車酔いがなぜ起こってしまうのか、その原因から理解し、自分でできる予防や対策を行うことで、症状を軽減することができるかもしれません。

車酔いとは、自律神経が乱れることが原因で発症すると言われています。
車が走行すると、加速や減速、揺れが起こり、耳の奥にある三半規管を刺激して自律神経を乱れさせるというわけです。
三半規管は平衡感覚に深く関わる器官なので、車酔いが起こると考えられています。

あるいは、視覚や嗅覚、精神的・肉体的な不調によっても車酔いを誘発することがあります。
例えば、目に強い光が入ったり、景色の流れる様子を逆に座って見たり、車内のカビ臭さや排気ガスの臭いなど、車酔いを誘発させる刺激と言えるでしょう。

車に乗る前にできる車酔い予防

車酔いに悩む人は、酔い止め薬で対策をしている方がほとんどでしょう。
酔い止め薬を飲んだという事実が安心感を与えることに繋がり、精神的な安定にも効果的です。
なお、酔い止め薬はドライブに出かける30分前ぐらいに飲むようにしましょう。

心身の体調不良も酔いの原因となるため、ドライブの前日には十分に睡眠をとり、体調を万全に整えておくことも大切です。
空腹または満腹のどちらの状態も車酔いになりやすいため、お腹に何か入れた状態で出かけましょう。
乗車前は柑橘系のような消化の良くないものは避け、助手席や後部座席に座る場合でもアルコールはやめておいた方が無難です。

体を締め付けるような服装も車酔いリスクを高めます。
コルセットや矯正下着、堅苦しい服装などは車酔いの原因になりかねませんので、できるだけゆったりとした服装でドライブに出かけましょう。
例えばバスに乗車するときは、揺れの少ない中央付近を選び、タイヤのすぐ上など揺れが大きい場所は避けて座ってください。

車の走行中にできる車酔い対策

車が走り出した後も、車酔いにならないよう過ごし方に気をつけましょう。
特に、乗車中はスマホや携帯画面を見ないようにしてください。
乗車中は体が常に揺れている状態なので、見ている画面も同様に揺れています。
その状態で目が文字を追おうとすると、目や耳に大きな負担を与え、自律神経の乱れに繋がる恐れがありますので注意が必要です。

また、臭いや香りも車酔いの引き金になりかねないため、車内の換気をしっかり行い、香りの強い芳香剤は置かないようにしましょう。
何よりドライブに出かけるときは、定期的に休憩をとることが大切です。
ドライブコースに休憩できる場所があるか、ある程度休憩スポットを決めておくと安心感にも繋がります。