マフラーの役割
マフラーがなくても車は動きます。
直接運転に影響を与える事はありません。
ではなぜ車に標準装着されているかというと、大きな要因は環境問題にあります。
マフラーは直訳すると原動機です。
エンジンから発生する排気ガスが外部へ放出される時に、出る爆音すなわち排気音を抑制する役割が1つあります。
空気を吸い込む時の吸気音を抑える機能もあるのです。
さらにエンジン調整をします。
機能から消音器あるいはサイレンサーなどの別名を取る理由もそこです。
騒音や有毒ガスを抑えるために、絶対的に必要な機器なのです。
実際法令ではマフラーを除去すると罰せられます。
当然ながら車検も通りませんし、公道も通れません。
マフラーがもし無かったら、有毒ガスが吐きっぱなしついでに騒音が甚だしくなります。
ただし高回転時にはエンジンはともかく、低回転や中回転時の吸排気が出来なくなるので、出力が不安定になり排気効率が悪くなって、エンジン馬力も悪くなります。
意外と大事な役割があるのです。
エンジン排気効率が悪い時にはマフラーを交換する事で改善される事もあります。
万が一マフラーの排気口がなんらかの理由でふさがれてしまうと、最悪排気ガスが逆流うし車内に流れこむ危険もあるのです。
実際に冬にマフラーの排気口が雪でふさがれて、深刻な事態に発展してしまった事件も起きています。
マフラーもこまめなメンテナンスが必要です。
異音の原因
ある時いきなりマフラーから異音が聞こえたら心配です。
何か内部で詰まってしまった可能性も考えられるのです。
サイレンサー内部でパイプの一部が外れても異音が聞こえてきます。
パイプ内のセラミックが破損して、詰まってしまった可能性も考えられるので点検が必要です。
経年劣化した遮熱板が震えているのかもしれません。
いつもと違う事がおきたら、考えられる原因や対処方法を様々検討してみるべきです。
対処法
突然マフラーから音が聞こえたら、驚いてしまいます。
素人判断で自分でなんとかしようとすれば、逆効果になるか危険が伴いますので、まずは整備工場などで点検をしてもらうのが賢明です。
マフラーを交換して改善される事もあります。
排気音や吸気音への抑制がうまく出来なくなると、環境追汚染にもなります。
近所迷惑にもなりますから、早めに対応していくのがおすすめです。
マフラーは定期検査が必要な部分になります。
車検を受けた後に異変がおきた時でも、ただちに修理に出すのが適切な対策です。
遮熱板に問題があった時は、溶接工事が必要になる事もあります。
マフラーは愛好家の間で改造されるなど、純正でないマフラーも出回っているのも事実です。
正規でないマフラーを取り付けると、通常よりも排気音や吸気音が爆音になったり、異物が何かつまっているような異音が聞こえ出す事もあります。
こまめな点検が必要です。